「禁煙が辛い」時は運動が良いらしい。
こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。
今回は禁煙と運動についてお伝えしたいと思います。
当院は禁煙外来を行っているので、禁煙中の辛い状態をいかに乗り越えるかという課題に何度も遭遇します。私も過去には喫煙していましたので、タバコが吸えない時の落ち着かない気分はよく分かります。何とか我慢しようとしてもイライラは増してゆきます。もしこの状態を上手く乗り越えることができれば、禁煙もだいぶ楽になりますね。
今回、ニコチン禁断症状の緩和に運動が良いという論文報告を見つけたのでご報告したいと思います。この報告では禁断症状は運動中に急速に減り、運動後50分まで減少したそうです。特に運動は激しいものではなく軽めのものが良いそうです(論文ではヨガが取り上げられていました)。なぜ運動が禁断症状を緩和するのか明確な理由は分かっていませんが、禁断症状を引き起こす脳の部分に運動の刺激が作用し禁断症状を出にくくするようです
。
禁煙を開始する際に、軽い運動も一緒に取り入れることは凄く良いことだと思います(運動は自宅で実施できるようなとても軽いもので良いと思います)。禁煙すると体の調子が良くなるのを実感しますが、運動も一緒に行っていれば体の変化がより分かりやすくなると思います。禁煙のモチベーションも上がりますよ。
禁煙して運動の習慣も付けば一石二鳥ですね。
是非お試しになって下さい。