皆さんこんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。
今年もいろいろと情報発信をしてゆきたいと考えています。
ご興味ある内容であればお読み頂ければ幸いです。
さて今回は未来のお話しです。
最近はテレビを見ることも少なくなったのですが、
たまたま番組表を見たところNHKスペシャル「神秘の巨大ネットワーク」という番組をやっておりすぐに録画して見させて頂きました。
人体の中では様々な情報交換が行われており、
それを解明し活用することで今まで考えられなかったような医療が現実になる夢の様な話でした。
今までも体内ではホルモンという物質が存在し身体の調整を行っている事は分かっていました。
そしてその状態を血液検査などで評価する事もできました。
しかし今回の番組で取り上げられた話は、もっと全身の臓器や細胞のみならず
癌細胞までもがミクロゾームやメッセンジャーRNAなどを利用して様々な情報発信をしており、
その声なき声が身体をコントロールしているというものでした。
逆にこの声を聞いて理解することができれば、人体の様々な情報を得る事ができます。
今までは、痛い、眠い、ダルい、疲れたなどの感覚は自分にしか分からなかったのですが、
細胞達の声を理解することができれば検査で明確に評価することもできるでしょう。
自分の体は今休んだ方が良いのか運動すべきなのか、
何を食べるべきなのか止めるべきなのか、
などなど最適な方法を知り体調管理する事が可能になるはずです。
またどこに病気があるのか、
どんな状態なのか、
どうすれば良いのかも明確になってゆくでしょう。
当然として管理が行き届いた身体は健康寿命も延びるはずです。
あと5年から10年もすれば医療の世界も様変わりすると思います。
こんな凄い技術を駆使して皆様に新しい医療を提供できればと夢見ています。
今年もいろいろと面白そうな情報を記載してゆこうと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。