氾濫する情報には注意しましょう!
最近、腸内細菌の話題がとても多いですね。
ガン、認知症、うつ病、炎症性腸疾患などなど・・。
いろいろな問題と腸内細菌の関連が示唆されています。
確かに我々の身体は決して無菌ではなく、特に口腔内から腸管内は多くの細菌が同居しています。
そして身体はその力も利用しています。
要するに共存共栄の関係ですね。
当然ながらその細菌のバランスと我々の健康状態には密接な関係があるのでしょう。
現在はその関係を徐々に解明している段階と言えます。
腸内細菌を調べれば病気まで分かるという最近の情報は、やや先走りすぎの印象を持っています。
以前に腸内細菌の専門の先生の講演を聴く機会がありましたが、
まだ腸内細菌は個人差がとても大きく一定の結論を導き出すのは難しいと言っていました。
少し話が飛びますが遺伝子検査も同じ状態と思います。
遺伝子検査にて将来の病気が分かるといった検査が脚光を浴びたことがありますが、
遺伝子の専門家からまだ信頼性は乏しいと結論づけられています
(ガンの治療方針を決める遺伝子検査は別物ですので混同しないようにして下さい)。
腸内細菌にせよ遺伝子検査にせよ新しい時代の到来ではありますが、
まだきちんとした知見と対策は見つかっていません。
これからますます進化しいずれ当たり前のようになるでしょうがもうちょっと先の話です。
いろいろな情報が飛び交う時代ですが、
このブログを読まれた方は氾濫する情報に振り回されず、
本当に体に良いと分かっていること
(食事は腹八分目、野菜や魚をしっかり摂取する、運動を定期的に行う、など)
を実践していただきたいと思います。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
皆様の健康管理に少しでもお役に立てば幸いです。