お盆休みも終わりましたね。
当院は休み期間中、当番日があり診療をさせて頂きました。
今回の当番医で印象的だったのは、手足口病と思われるお子さんが多かったことです。
今年は、手足口病が多いという事で、厚生労働省から注意喚起が行われていたところでした。
そこで、今回の内科マメ知識では「手足口病」を大雑把に解説してみることに致しました。
手足口病という分かりやすい病名が付いているので、皆さんもなんとなく病気をイメージされていると思います。
典型的には、手、足底、膝、尻などに発疹があり、口の中に小さな発赤やただれがあれば、ほぼこの病気と考えて良いと思います。
発熱は出てもそれほど高熱にはならないと言われています。
病気の原因はウイルス感染です。コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなんて名前のウイルスが原因となっています。
患者さんの多くは子供です。大人は過去に感染して免疫力を持っていることが多く、感染しても発症しないと言われています。
通常は数日で治ってきますので、それほど心配する病気ではありません。
特効薬もありません(すぐ治る病気なので特効薬はいりませんね)。
しかし、それほど重篤な病気ではなく通常は数日で良くなるはずなのに、熱が持続している、元気がない、グッタリしているなど心配な症状がある場合は、すぐに医療機関へ受診させて下さい。
学校に行くかどうかの判断は、基本的には本人が元気になれば出席可能とお考え下さい。
非常に大雑把にまとめましたが、この病気に関してはこの程度の知識をお持ちいただければ十分ではないかと思います。
さらに詳しく調べたい方は以下のサイトを参照なさって下さい。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
【院長 若松】