こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。
久しぶりの院長ブログとなりました。
今回は久しぶりにコロナを離れて睡眠関係の話題です。
睡眠と食欲が密接に結びついていることは以前にも報告させて頂いています。
睡眠不足があると食事量が増えるという内容ですが、
皆さんにも寝不足の時に妙にお腹がすく経験をしたことはありませんか?
私は以前に病院勤務をしていた時に、当直明けには朝からバクバク食べていた記憶があります。
どうやら睡眠時間が短いと空腹を感じやすくカロリーの高いものを欲しがるようです。
この理由として、睡眠不足があると脳の報酬系が刺激され食欲に走るようですね。
ストレス太りという言葉も有名ですが、
人間は睡眠不足などの様々なストレスが加わると病的な食欲亢進が生じてしまうようです。
ここからは私の想像ですが、脳はストレスが多く負担の大きい状況が持続すると、
何とか他の方法でストレスを発散しようとするのでしょう。
その際に食欲は食べることによって食欲中枢が満たされ一時的な満足感が得る事が容易なため、
真っ先に選択される方法なのだと思います。
しかしこの方法は根本的なストレス解消ではないため、
ストレスが持続していると何度も繰り返してしまい肥満の原因となってしまいます。
また食べ過ぎにより罪悪感を感じて余計なストレスを貯めてしまう結果にもなります。
やはり睡眠不足のストレスは睡眠により解消するべきです。
また睡眠により脳に負荷がかかった状態がリセットされ、
ストレスに強くなる事も予想されます。
私も偉そうに言えるほど睡眠時間を守れているわけではありませんが、
何とか貴重な睡眠時間を確保し健康的に生活し働けるようしたいと思います。
是非皆さんも睡眠時間を削るような事が無いようお願い致します。
※睡眠時間は6時間を切ると障害が出ると言われています。
適切な睡眠時間は7〜9時間とされています。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
若松俊秀
Illustration by Freepik Storyset