皆さんこんにちは。
わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。だいぶ前回から時間が空いてしまいました。
なかなか忙しい日々を送っていたのでご容赦下さい。
今回は患者さんからの質問や相談の多い新型コロナワクチンについてです。
ワクチン接種も4回目、5回目となり本当に受けた方が良いのかと悩まれる方が増えています。
ワクチンを受けてもコロナに感染すれば具合悪くなりますし、ワクチンを受ければ副反応のため数日調子が悪くなるとなれば、何のために受けるのかと疑問に思ってしまいますよね。
まず何のために新型コロナワクチンを受けるのか改めて整理します。
私はこのワクチンの意義は重症化予防と後遺症予防だと考えています。
ご存知の通りワクチンを受けても感染し具合悪くなります。
しかし3回以上のワクチン接種を受けている人は、やはり症状が軽いというのが私の印象です。
またこれは文献などからの情報ですが、コロナ後遺症が減るという事が分かっています。
コロナ後遺症は報道などで聞いたことがある方が多いかと思いますが、実は表にはなかなか出てきませんが結構お困りになっている方が多いと言われています。
咳が止まらない、ダルさが取れない、頭がボーッとして集中できない などが報告されています。
これらの症状が数ヶ月以上続き日常生活や仕事に影響している方が実は多くいらっしゃいます。
特別な治療方法も見つかっていないため、後遺症が残っている方はかなりお困りになっていると伺っています。
これらをある程度予防できるとすれば、やはりワクチンの意義はあると私は考えています。
しかしワクチンを止めておいた方が良い方もいます。
それは前回のワクチン接種時に副反応が強くてかなりお辛かった方です。
🌡️ 高熱が数日続いてしまいかなり消耗してしまった方
😵 ダルさが1週間以上も続いてしまった方
💥 全身の関節痛や筋肉痛が酷くてしばらく動くのも辛かった方
などとても大変な目にあっている方もいます。
このような経験をした方は次のワクチン接種をためらうのは当然です。
この場合、自分自身の安全が脅かされると不安になるようであれば接種すべきではないと思います。
迷うようならしばらく時間を空ける選択も良いのではないでしょうか。
明確な接種の基準はありませんが、私は上記の情報を提供し患者さんと一緒にどうするか考えるようにしています。