🤔 今後のコロナワクチンはどうなるの?
皆さんこんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。今回は改めてコロナワクチンについてお話ししたいと思います。
診療中に今後のワクチンがどうなるのか質問を頂く事が増えてきました。4回目、5回目を受けた後にどうなるのか疑問の方が多いようです。
まずご承知いただきたいことは、ご自身が受けた最後のワクチンが2価のもの(オミクロン対応ワクチン)であった場合は、それで一旦終了となっています。その後のワクチンの予定は立っていないということです。もし1価のものしか打っていない場合は、2価のワクチンを打つことができます。
しかしワクチン接種の機会は徐々に減ってきています。当院も3月中旬には接種を終了する予定です。集団接種もそのうちに終了されるそうです。もしワクチンを打ちたいと思われる方は予約を急ぐようにして下さい。
さて今後、コロナワクチンはどうなってゆくのでしょうか?
今まではコロナのタイプに合わせてワクチンが作られていました。最初のコロナワクチンは中国の武漢で流行したウイルスをターゲットにして作成されています。その後に大きく変化したオミクロンタイプが大流行したため、このウイルスをターゲットにしたワクチンが作られました。現在使用されている2価ワクチンはこの2種類が混ざっています。
今の日本ではオミクロン型が主流になっています。しかし世界では様々な別タイプが発生しているようです。いずれ日本もオミクロン型ではないコロナウイルスが流行するかもしれません。そうなると今のワクチンでは対応困難となる可能性もあります。
現状では先が読めず今後のワクチンをどうすれば良いか誰にも分からない状態だと思います。そのため行政も今後のワクチンスケジュールを明示することができないのだと思います。このままコロナが弱毒化してくれるのを願うのみです。
しかし希望もあります。世界中では新しいタイプのワクチンが開発中です。それは全てのコロナウイルスに効果が期待できるワクチンです。(ユニバーサルワクチンと言われています)これが実用化されれば新型のコロナが出ても心配する必要が無くなります。ワクチンを打って安心して生活できる日が早く来ると良いですね。
以上となります。少しでも皆様のお役になれば幸いです。