自宅でできる筋トレの薦め
こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。
今回は今までとは趣向を変えて筋トレについてお話しさせて頂きます。
まずは筋肉の重要性について説明致します。
筋肉が健康にとって非常に重要な役割を果たしていることが分かってきています。
筋肉のおかげで我々は姿勢を維持し動くことができます。筋肉が弱いと良い姿勢が維持できず腰痛や肩こりの原因となります。また転倒のリスクも減らしてくれます。
② 骨を丈夫に保つ：
骨は刺激が無いと弱ってゆきます。身体を動かし骨に刺激が加わることが骨密度を維持するために必要です。
③ 代謝を良くする：
筋肉を動かすことによりエネルギーを消費してくれます。また筋肉が大きいほど基礎代謝量が大きくなり太りにくい体質になります。筋肉は熱を産生するため冷え性予防にもなりますね。
④ 病気を予防する：
筋肉を鍛えることによって糖尿病、高血圧、動脈硬化、認知症などの予防になることが分かっています。もちろん現在治療を受けている人も運動療法を取り入れることにより改善が期待できるでしょう。
上記以外にもミオカインと言って筋肉から分泌される物質が分かっており、身体全体の調整にも筋肉が係わっていることが分かり始めています。
筋肉はただ身体を動かすだけのものではないのです。
さてこれだけ大事と分かった筋肉をどうやって鍛えるかが大事ですね。
運動をお勧めすると、どうやったら良いのか分からないと質問頂く事が多いです。
そこで私が今お勧めしている自宅でできる筋トレをご紹介します。
この筋トレは自宅でできる内容であり、特別な器具も必要としません。
テーブルを使った腕立て伏せや椅子を使った腹筋・背筋運動などですが、負荷のかけ方も自分の筋力に合わせて工夫できるので安全性も高いです。
そしてしっかりやってみるとかなりキツいですよ（笑）。
詳細はNHKの番組「筋肉体操」で有名な谷本先生の動画をご覧下さい！
ぜひ時間が無くて運動ができない皆さんも、短時間で気軽にできて効果も十分期待できる筋トレを始めて下さい。
週2〜3回ほどの継続が理想的と言われています。
頑張ってみましょう！
注①
運動が大事と言われても、もともと仕事で身体を使う業務をされている方はすでに十分動いている事があります。本当に追加の運動が必要かは普段の生活をチェックした上で判断して下さい。
私個人の意見としては毎日5000歩以上歩いている人は、それ以上の運動をするよりは他の生活習慣に注意した方が良いと思います。
注②
運動を久しぶりに始める人は、くれぐれも軽めの負荷から始めて下さい。筋力や関節が運動に慣れていないと怪我をすることがあります。もう少しできそうというレベルから始めて徐々に負荷を上げてゆくようにして下さい。
今回の内容が皆さんのお役になれば幸いです。
わかまつ呼吸器内科クリニック
若松俊秀
