💉新型コロナワクチン6回目接種をどうするか
新型コロナが5類感染症に移行することになり、いよいよ完全にコロナウイルスと共存してゆく体制になりました。
コロナウイルスがオミクロン株に移行し、コロナに感染した時に重症化する可能性もかなり低くなったと報告されています(致死率 0.22%)。
またコロナウイルスはオミクロン株の亜系統(XBB系統)に移行しており、ワクチンによる感染予防効果は以前より低下しているとも報告されています。
ここまで話を聞くとコロナワクチンを接種する意義に疑問が生じてきますね。
ここから先は私の意見も入りますが、ワクチンの意義を上げてみます。
①感染予防効果
それほど期待できるわけではないようです。ワクチンを打ったから感染しないというのは難しいようです。また過去にコロナに感染した人も現在主流になってきているXBB系統にはまた感染してしまうようです。
②重症化予防効果
これは期待できるという報告が多いです。ワクチンを接種しておけば感染しても重症化しにくいというわけです。そのため6回目のワクチンはコロナで重症化しやすい高齢の方や基礎疾患のある方を優先して接種する事になっています。
③コロナ後遺症予防効果
表にはあまり出てこない問題ですが、実はコロナ後遺症で苦しんでいる方は多いのです。コロナ感染した5〜8人に1人が後遺症を経験すると報告されています。
特に高齢の方や基礎疾患のある方に生じやすいようです。ワクチン接種はこの後遺症のリスクを減らすと報告されています。
しかしコロナワクチンは副反応が強く出てしまう人もいます。
発熱、疼痛、怠さ、頭痛などいろいろあります。私も接種したあと2日間は熱と怠さのため仕事になりません。
そこまで辛い思いをして接種する必要があるのかと考える方もいるでしょう。あまりに辛かったのであれば打たない選択も有りだと思います。
最終的な判断はワクチンのメリット・デメリットをよく検討し決めて頂ければ良いと思います。接種する事が正しいとか間違っているとかいう問題ではありません。
今回の内容が皆さんの選択にお役になれば幸いです。
わかまつ呼吸器内科クリニック
若松俊秀