睡眠は脳の健康を守っているのです
今年初めての院長ブログを書きました。
なかなか興味深い内容をキャッチすることができましたので、宜しければお読み下さい。
昨年、Scienceという超一流の学術雑誌に睡眠中に脳内の老廃物が排除されているという論文が掲載されました。
それによると、睡眠の早い段階に出現する深睡眠中に、
脳内で脳脊髄液(脳内を満たしている液体)の大波が生じて老廃物を洗い流してくれているそうです。
覚醒時には脳神経細胞が活発に活動しているため、
このような脳脊髄液の大波を発生させることができません。
しかししっかり眠った深睡眠では神経細胞が活動を弱めているために起こすことができるそうです。
アルツハイマー病では脳内にβアミロイドという物質が蓄積してしまい、
脳神経細胞が壊れてしまうと言われています。
すなわち脳の老廃物がアルツハイマー病などの原因となっており、
それをしっかり除去することが予防に繋がる可能性が高いというわけです。
睡眠をしっかり取る事が、脳の病気の予防にも繋がっているという貴重な研究成果でした。
皆さんもぜひ睡眠の重要性を再認識して頂き、
しっかり睡眠時間を確保して良い睡眠を取って頂きたいと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。