クリニックで働くデメリット

開業医

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。

 

医師を募集しているクリニックなどのホームページを読むと、クリニックで働く素晴らしさをたくさん書いています。

確かにクリニックで働くことで得られるメリットはたくさんあります。

しかし失うものや新たな苦悩もあります。

 

両方を経験した者でなければ分からない事もあるので、今回はデメリットについて書いてみます。

 

このブログが皆さんの医師人生のお役になれば幸いです。

😨クリニックで働くデメリット

 

その① 相談相手がいない

病院で勤務医をしていると周囲に医師が沢山います。

何か困ることがあれば相談することができます。自分の専門外を気軽に相談できることは想像以上にありがたい事です。

私が開業してから真っ先に困ったのがこの問題でした。

心配な症例があってもすぐに誰かに聞く事はできませんから、自分で調べて解決する必要があります(他院へ紹介はできますが、あまり初歩的な内容で紹介するのは恥ずかしいですし)。

 

その② ほとんど外来のみ

開業医の仕事はほとんど外来診療です。

内視鏡などの検査処置があれば別ですが、ほとんど座りっぱなしですね。

処置や検査などが好きな先生には開業医は苦痛だと思います。

 

その③ 経営をしなければいけない

これが最も大変な事です。経営の中には財務、人事、対外的な交渉など様々な問題が含まれており非常に多岐な業務が待ち構えています

そしてこのノウハウは誰も教えてくれません。そして唯一無二の正解もありません。自分で考え行動し最終的な責任を負うことになります。私も未だに日々苦慮しています。

しかしこの経営こそが開業医の醍醐味とも言えるでしょう。

 

その④ 休暇の取得が難しい

勤務医だとお互いに融通し合い休暇を取ることができるでしょう。

しかし開業医は基本的に一人ですから自分が休んだら休診になってしまいます。休診になれば収入が減り下手をすると赤字になってしまいます。

私も開業医になってから長期休暇は全く取れなくなりました

また診療日はほぼ診療だけで時間が終わってしまうので、患者さんのデータチェックや経営に関しての業務は休診日に行う事になります。

開業医に緊急対応はほとんどありませんが、働いている時間だけ考えれば今の方が多いと思います。


 

以上、開業医のデメリットを上げてみました。

もし開業医の方が楽そうだと考えている方がいたら、少し立ち止まってしっかり情報を集めてみてください。知り合いの開業医の話を聞いてみることをお勧めします。

 

今回のお話しが皆さんのお役になれば幸いです。

 

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