こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。
今回はクリニックでの仕事は病院とどのように違うのか書いてみます。
このブログが皆さんの医師人生のお役になれば幸いです。
💡クリニックで働くということ
病院の場合
まず病院の場合、医師の仕事はとにかく患者さんを良くするために最善を尽くすことです。
最新の知識と医療機器、最良のスタッフ達と共に最善を尽くすことが求められます。
難しい症例に立ち向かい患者さんが元気になった時には本当に嬉しいですよね。
その代わり、次から次と押し寄せる患者さんに対応する事が求められます。
そこに昼も夜もなく、大きな責任を背負い悪戦苦闘の日々だと思います。疲労困憊し仕事を止めたくなることもあるでしょう。
私も基幹病院に勤めていた時、業務量の多さと責任の重さに押しつぶされそうになったことが何度もあります。
クリニックの場合
クリニックで診察する患者さんは基本的にCommon diseaseの方がほとんどです。
稀な疾患、難しい症例はすぐに病院へ依頼する事が求められ自分で対応することはありません。
クリニックの使命はCommon diseaseを管理し患者さんの人生に寄り添ってゆくことだと私は考えています。
クリニックで働く大きなメリット
血液検査の改善を一緒に喜んだり、CPAP療法を頑張っている時に賞賛するのが喜びになります。
仕事のほとんどは外来診療であり、検査や処置はほとんどありません。
外来診療が順調に進めば予定通りの時間で仕事が終了し帰ることができます。
緊急の対応や予期せぬ事態に遭遇することもまずありません。
これはクリニックで働く大きなメリットの1つだと思います。
その代わり、病院で経験する派手な医療とは無縁の世界です。
日々淡々と業務をこなしてゆく印象でしょうか。
病院とクリニックの仕事の違いについて少し御理解頂けますでしょうか。
どちらが良い悪いというものではなく、自分自身にはどちらが向いているのかをしっかり検討して頂くのが良いと思います。
今後のご自身の進路を検討する際に参考になれば幸いです。