医療事務はパソコンスキルがないとダメですか？

医療事務は電子カルテやレセプトコンピュータを用いてレセプトの作成や会計業務を行うため、一定のパソコンスキルが必要です。

又、医療機関によっては、「シュライバー」という診察時に医師の隣で患者さんの言動や医師の説明を入力する業務があります。

その為スムーズに文字を入力できるタイピングスキルが必要です。

・電子カルテ

・レセプトコンピュータ

・事務処理用のパソコン

があります。

電子カルテ

電子カルテとは：診療内容や患者情報を閲覧・管理できるシステム

従来紙カルテで管理されていた診療内容や患者情報などを電子化したもので、検査数値や検査画像、処方内容など、診察や治療に必要なあらゆるデータを管理・閲覧できます。

電子化により、端末さえあれば院内のどこでもデータを管理・閲覧できるようになっています。

現在は多くの医療機関で電子カルテが導入されている為、パソコン操作が必須となります。

レセプトコンピュータとは：診療報酬明細書（レセプト）を作成するためのパソコン

疾病名に対応した治療や投薬、療養にかかる診療報酬を計算し、請求に必要な明細書を作成します。

近年では、診療内容などを点数に換算して入力する作業は自動化されており、入力内容に誤りがないかを確認する業務に重点が置かれています。

その他にも、処方箋や診療明細書などの帳票の発行、予約管理システムとの連携などさまざまな機能が搭載されています。

レセプトコンピュータは医療機関ごと、診療科により異なるため、事前に具体的な操作を学習するのは難しいのが現状です。

入職した後に、実際に操作しながら覚える必要があります。

医療事務は、紹介状の作成、各取引業者さんとのやり取り、院内掲示物の作成等、事務業務を依頼されることがあり、その際に一般的なパソコンを使用します。

資料を作成する際に、WordやExcelなどのソフトを使用します。

そのため、WordやExcelなどの基本的な操作方法は身につけておいたほうが良いでしょう。

昨今の電子化、デジタル化に伴い医療事務にかぎらず、パソコンの操作は必須となってくるのではないでしょうか？