クリニック看護師に求められるスキルとは・・
「患者さんの生活の援助」が主な病棟勤務と違い、クリニック看護師は、医師の指示により各測定(問診やバイタル測定)、採血などの診療科に沿った様々な検査等「診療の補助業務」が主になります。
今回は「クリニックの看護師に求められるスキル」をご紹介したいと思います。
・業務を一通り、ひとりでこなせるレベルの経験
クリニックでは、病院のように業務が細分化されていません。
各種測定や予防接種、検査の準備や検査の施行、健康診断等・・・
その為、ある程度の看護技術や医療行為を独りで出来る事が必要です。
独りでできる事で、少数精鋭のクリニックではスタッフ同士協力し、患者さんの診療が順調に進むことに力を注ぎます。
また、処置、検査が重なり多重業務になることもあります。今までの多重業務や急変時の経験を生かし、優先順位を考え行動し、患者さんをお待たせしないように行動する事が求められます。
・コミュニケーション能力
クリニックでは、高いコミュニケーション能力が必要です。
通常業務における検査や処置の説明に加え、急遽体調不良を訴える方もいます。
限られた時間の中で情報収集をしアセスメントをします。そして医師へ報告し指示を仰ぐ必要があります。
そのためには患者さんの状態に合わせたコミュニケーションが取れ(情報収集)、報告できるコミュニケ―ション能力が必要になります。
・広い視野を持ち、臨機応変な対応ができる
クリニックの診療業務は、予定通りに進められる時もあれば、患者さんの来院状況や患者さんの体調によって臨機応変に行動することが求められます。
そのような時には周りで何がおきているのか把握し、落ち着いて行動することが必要です。
周りの動きを把握することで、優先順位が見え行動がスムーズに進みます。
落ち着いて行動することで、患者さんや周囲スタッフの安心となり、ミスを防ぐ事にも繋がります。
指示を待つのではなく、自分から動いていく姿勢が求められます。
・責任感をもって業務に取り組める人
責任感を持って仕事に取り組める人は、自分の与えられた仕事に誠実に向き合い、ミスや失敗があっても挫けず完遂しようとするため、同僚や上司、取引先からの信頼を得られる可能性が高いです。
また、責任感のある人は、組織の一員としての協調性も高い傾向があると言われます。
クリニックは少数精鋭の職場であり、スタッフ同士の助け合いが大切です。
皆の信頼が得られ、皆と同じ目標に向かって仕事をすることでやりがいにもつながります。
今回は「クリニック看護師に求めれるスキル」をご紹介しました。
大変忙しい職場ですが、今まで培った知識と技術を活用し更に幅広い業務を経験することで、患者さんや他職種との関係を深めることが出来、地域に根差した医療機関としての魅力を感じることが出来ます。
又、自身のスキルアップにも繋がります。
「クリニック看護師」という働き方も考えてみてはいかがでしょうか?