クリニック医療事務の仕事内容とは

医療事務-新卒採用学生向け

クリニック医療事務の仕事内容とは

クリニック医療事務の仕事内容は大まかに

(1)受付・会計業務

2)レセプト業務

(3)クラーク業務(シュライバー) に分かれます。

今回はクリニック医療事務の仕事内容についてご紹介します。

受付・会計業務

クリニックの医療事務でイメージされる業務のひとつが、受付・会計業務です。

保険証の確認・診察券の発行

受診される患者さんに診察券の発行や、保険証の確認をします。

同時に、問診票や本日の体調のこと、相談したいこと等を記載し、医師や看護師、臨床検査技師等にスムーズに症状や相談内容が伝わるようにします。

カルテ作成

受け取った保険証をもとにして、カルテを作成するのも医療事務の仕事のひとつです。

病名などの入力は医師がおこないますが、氏名や住所、保険証番号などの基本的な情報の入力は医療事務がおこないます。

会計業務

会計業務では、医療費の計算をし、患者負担の医療費を徴収し、会計を終えます。その際、領収書や費用の明細書、処方箋などもお渡しします。

現在はレセコンを導入しているクリニックも多くなりました。一部計算を必要とするものもありますが、自動で計算できることも多くなりました。

また当院も導入していますが、会計と領収書や費用明細書、処方箋のお渡しを自動精算機で行うクリニックも出てきています。

レセプト業務

通常、患者さんは保険証を提出することで、医療費の全額ではなく、一部のみを負担し、残りの医療費は、保険証を交付している健康保険組合などが支払う仕組みになっています。

そのため、医療機関は残りの医療費を、審査支払機関を通して保険者に請求しなければなりません。

その請求の際に提出するものが、レセプトと呼ばれる診療報酬明細書です。

レセプトを作成するには、カルテを読み取る知識が必要となります。

しかし現在は「レセコン」または「医事コンピューター」という、今では医療機関で当たり前のように使われているレセプトコンピューターを導入している医療機関が大半で、病院・診療所・調剤薬局における普及率は96%にものぼります。

医療機関からレセプトにより請求をうけると、支払い機関によって保険診療などが正確におこなわれているか審査され、適正であれば診療報酬が支払われます。

レセコンとは、医療施設から健康保険組合などの支払い機関に対し、診療報酬を請求するために「レセプト(診療報酬明細書)」を作成するコンピューターシステムのことです。
レセプトとは、ドイツ語でレシート、つまり「領収書」の意味をもつ言葉。現在、電子レセプトを導入している医療機関・薬局は94%(厚生労働省「レセプト請求状況」平成31年3月診療分より)。今では紙のレセプトの使用率は、わずか6%に過ぎません。
※レセコン(レセプトコンピューター)とは:PHCメディコム コラムより一部抜粋

クラーク(シュライバー)業務

医師補助業務であり、「クラーク」もしくは「シュライバー」とも言います。

クラークは英語であるのに対し、シュライバーはドイツ語あり、担っている役割からすれば実質的には違いはないと言われています。

当クリニックでは「べシュライバー業務」と呼んでいますが、医療機関によって様々な形で呼ばれています。

一般的にクラーク業務は外来クラーク、病棟クラークに分けられます。

クリニックは外来が主ですので

カルテの整理や血液検査、レントゲンなどのデータの準備、他院紹介の手配、紹介状の準備など、文字通り一般的な事務作業を担当します。

又、診療中に行われる記述業務を行います。

医師と患者さんとの会話や診断、処方、治療計画などを正確に文書化する業務になります。

※わかまつ呼吸器内科クリニック採用担当ブログ

医療事務の仕事内容「医師補助作業(ベシュライバー)とは」をご覧ください。

https://www.wakamatsu-cl.com/jinji-blog/medical-schreiber/

 

以上、「クリニックの医療事務の仕事内容」についてご紹介しました。

各医療機関によって仕事内容は変わってきます。

就職時にはHPや職場見学などで各医療機関の仕事内容を確認してみましょう!