病院とクリニックの違い | 看護師の就職・転職の勤務先として

看護師-転職希望の中途採用向け

病院とクリニックの違い

看護師の転職先として「健診センター(労働衛生機関)」や「保育園」、「企業(産業保健師)」など、多岐に渡ります。

転職先の一つとして「一般のクリニック」があります。

皆さん、クリニックにどんなイメージをお持ちですか?

「夜勤がない」「病院より仕事が楽かも知れない」「アットホームで、長く続けられそう」・・

では実際はどうでしょうか?

医療法より

「診療所」とは、医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であって、患者を入院させるための施設を有しないもの又は19人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいう。

※当クリニックは睡眠医療を行っている為、夜の検査用の病床があり有床診療所に指定されていますが、入院施設はありませんので、看護師の夜勤はありません。

クリニックの特徴

1、仕事内容

患者さんと主に接するのは先生(医師)です。

私たちは、診療がスムーズに進行するように

1)診察の補助業務

(患者さんの呼び込み、診察の介助、他部署への指示・連携等)

2)患者さんのバイタル測定・情報収集⇒アセスメント⇒医師へ報告

3)検査、処置等の施行

4)臨床検査技師や事務、他職種との連携

クリニックでは看護師一人ひとりが、

*今まで培った看護技術

*アセスメント能力を生かすことが求められます。

又、

・日々の処置室の準備、検査機器の管理、必要物品の発注・管理

・クリニック内の清掃(環境整備)

・冬季は駐車場の雪かきも行います。

*クリニックは、看護師の仕事でないこともやります。

2、休日

クリニックで決められた休日になります。

1)あらかじめ、予定が立てやすい。

2)GW、お盆、お正月に長期休みのことが多い。

当院:木曜日 土曜日午後、日曜日、祝祭日

年数日、当番医のため休日勤務あります。

※当番医とは、休日や祝日に体調の悪くなった方々を診察する医療機関のことです。

地域によって各医療機関が当番制で受けもっています。

3、人間関係

看護師の人数が少ない。(1人~数人)

1)人間関係が狭い。(毎日同じメンバーで働きます。)

2)業務が多岐に渡るため、臨床検査技師さんや医療事務さんとお互いに協力しながら業務を行います。

病院では、病気の治療で入院されている患者さんの生活の援助を主に行います。

クリニックでは診療の補助業務が主であり、求められているものが違います。

 

次回はクリニックの仕事内容について詳しくお話します。