医療事務の仕事内容「医師補助作業(ベシュライバー)とは」
当クリニックの医療事務の業務の一つに「医師補助作業(ベシュライバー)」(以下、べシュライバー業務)があります。※シュライバーとも言う
電子カルテの普及に伴い、徐々に病院やクリニックでのべシュライバーの業務の導入が行われています。
初めて耳にされる方もいるのではないでしょうか・・
「べシュライバー業務」とはどのような業務を行うのか?紹介して行きましょう!
1、べシュライバーとは
ベシュライバー業務は、診療中に行われる記述業務を指します。
2、べシュライバーの目的
医師と患者さんとの会話や診断、処方、治療計画などを正確に文書化する事です。
3、べシュライバー業務の役割
当院は完全予約制であり、「お待たせしない」事を理念として掲げています。
医師はまず患者さんのお話を聞き、診察、その後電子カルテの入力をして次の患者さんに移ります。
医師はどれくらいの時間、電子カルテの入力に時間を費やしているでしょうか?
1人数分、数十秒だとしても、1日に100人近い患者さんの診察の場合、1人=1分として合計すると
1 日100分と非常に長い時間を電子カルテの入力に使用していることになります。
この1分を短縮できれば、患者さんの待ち時間を減らすことが出来ます。
医師がすべて電子カルテに入力している病院やクリニックでは、患者さんの不満の中に「先生はパソコンばかり見ていて自分の話を聞いているのかわからない」との声が聞かれます。
べシュライバーが医師と患者さんの会話を入力してくれることで、医師は患者さんとの会話に集中することが出来ます。
患者さんと向き合う時間が増えることで、「先生は自分の事をきちんと見てくれている」という患者満足度にもつながります。
4、べシュライバーに必要なスキル
①PCスキル
当院がPCスキルを応募条件に挙げている理由の一つです。
医師と患者さんが話した内容や医師の指示を素早くタイプする必要があります。
「PCは使えるけど、素早く入力する自信がない・・」と思われて、応募を迷ってる方もいるかもしれません。
大丈夫です!
タイピングスキルは入社後の練習で誰でもスキルアップできます。
②文章表現能力
べシュライバーは明確で簡潔な文章を作成し、後で見返したときに誰が見ても分かる内容にする必要があります。
医師と患者さんの会話の中に症状や病気の名前、体の部位の名称、薬の内容など医療用語を使用することが多くあります。
それらを正確に理解し、文章化します。
「医療知識ゼロでも大丈夫かな・・」「医療機関に勤務したことないけど大丈夫かな・・」
そのような方でも大丈夫です。最初からすべての技術を持って入職する必要はありません。
べシュライバー業務に入る前に、受付業務、会計業務、電話対応業務を行います。
これらの業務の中で患者さんとの会話から、会計時の業務から、専門用語等を学ぶことが出来ます。
PCスキルと同様、入職後の練習で誰でもスキルアップできます。
当院は先輩スタッフがマンツーマンできちんと指導できる仕組みがあります。
当院は優しいスタッフ達がそろっているのが自慢です。
しっかりサポートしてくれますので安心して下さい!