睡眠時無呼吸症候群の症状はどんなもの?
こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。
睡眠時無呼吸症候群にまつわる様々な話題についてざっくばらんに記載してみようと思います。
今回の話題
睡眠時無呼吸症候群の症状と言えば、
眠い、ダルい、などが思いつくと思います。
少し詳しくお話ししましょう。
寝ている最中の状態
睡眠時無呼吸症候群は簡単に言ってしまえば、寝ると息が止まってしまい苦しくて何度も目が覚めてしまう状態です(身体は目覚めますが脳は寝ているため本人は気付いていないことも多々あります)。
この状態はプールで溺れている状態を想像して頂けると理解しやすいです。
プールに潜水し苦しくなったら水面に出て一生懸命息をする。少し楽になるとまた潜水をする。
これを何度も繰り返している・・・
考えただけで恐ろしい状態ですが、睡眠時無呼吸症候群が重症な方では1分以上息をしない人もいます。その後に一生懸命息をしてまた止まってしまいます。
傍で見ていても心配になってしまいます。
息が止まることによって生じる症状
寝ると息が止まって苦しくなって起こされてしまうため、日中の眠気やダルいといった症状が出てきます。
その他にも何度も目が覚める、寝汗をかく、寝相が悪いという症状もあります。
これは苦しくてもがいているからですね。
朝起きた時にはグッタリとしていて頭痛がする人もいます。
さらに寝ている最中に何度もトイレに起きる人もいます。
なんだかとんでもない状態だということをご理解頂ければ幸いです。
それでも気付いていない人も多い
しかしこれだけの状態でも本人は全く気がついていないこともあります。
睡眠時無呼吸症候群を自覚症状だけで判断してはいけないこともご注意下さい。
まわりの方に凄く苦しそうだよと指摘されたら是非検査を受けて下さいね。
若松俊秀