こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。
睡眠時無呼吸症候群にまつわる様々な話題についてざっくばらんに記載してみようと思います。
今回の話題
「睡眠時無呼吸症候群 痩せてるのに?」
睡眠時無呼吸症候群の患者さんは
肥満の方が多いというイメージがありますね。
そのためか痩せ型の方が睡眠時無呼吸症候群と診断されると
とても驚かれることが多いです。
今一度、睡眠時無呼吸症候群の原因について説明致しましょう。
「睡眠時無呼吸症候群の原因」
様々な問題が複合的に関連しますし、
睡眠時無呼吸症候群にも閉塞性、中枢性というタイプがあります。
しかし一般的な睡眠時無呼吸症候群は閉塞性になるので、
こちらを中心に説明致します。
極論とはなりますが、
睡眠時無呼吸症候群の原因は、
寝ている時に喉が詰まって息ができなくなった状態です。
「なぜ痩せていてもなるの?」
肥満の方は喉にも脂肪が沈着し喉が細くなっています。
しかし痩せていても睡眠時無呼吸症候群になる方は、
もともと喉が狭いのです。
患者さんを拝見すると多くの方が、
- 下顎が小さい
- 下顎が奥まっている
という所見を認めています。
顎が小さいため喉がもともと狭い。
→寝るとすぐに喉が詰まってしまう。
というわけです。
これは睡眠時無呼吸症候群だけではなく
いびきにも当てはまります。
いびきは喉が非常に狭くなった状態で
頑張って息をするために
喉が鳴ってしまうために生じます。
要するに睡眠時無呼吸症候群の一歩手前という状態ですから原因は一緒になります。
あとは喉の詰まりが強い時は無呼吸になり、
弱い時はいびきになるわけですね。
かなり簡略化しているため、
全ての方がこの通りではないことをご了解下さい。
今回のお話しが少しでも皆様のお役になれば幸いです。