睡眠時無呼吸症候群 治療は必要?
こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。
睡眠時無呼吸症候群にまつわる様々な話題についてざっくばらんに記載してみようと思います。
今回の話題
「睡眠時無呼吸症候群 治療は必要?」
このセリフは結構患者さんから言われます。
実は睡眠時無呼吸症候群は自覚症状のない方が結構いて、周囲の人に「寝ている時に息が止まっていたよ」と心配されて受診したり、検診で検査したら引っかかったという人が結構います。
そういう方からすれば検査して異常があるから治療を受けて下さいと言われてもすぐにウンとは言えないでしょう。
特に睡眠時無呼吸症候群の治療はいろいろと面倒が多いですから。
(治療については今後の機会に記載します)
なぜ困ってもいない睡眠時無呼吸症候群を治療しないといけないのでしょうか。
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睡眠時無呼吸症候群が他の病気のリスクをあげてしまうから
実際に睡眠時無呼吸症候群のために夜中息が止まって窒息死してしまうわけではありません。大抵は心臓病や脳卒中を引き起こして寿命に影響してきます。
睡眠時無呼吸症候群を放置していると8年後に40%の方が亡くなっていたという過去の研究報告もあります。
結構油断ならない病気なのです。
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睡眠時無呼吸症候群では自覚症状を感じていない人が多いから
ハッキリとした原因は不明ですが、重症な睡眠時無呼吸症候群があってもケロッとしている方も結構います。睡眠時無呼吸症候群は自覚症状が当てにならないのです。
そうは言っても治療を行い身体が楽になると以前より調子が良いと言う方は結構多いですね。
このような内容をお話しし患者さんに納得して頂いています。
もしどうしようかなと悩んでいる方がいらっしゃいましたら、専門医に相談してみることをお勧め致します。
若松俊秀