コロナワクチン3回目の接種は不要?必要?🤔
南米のチリで新型コロナワクチンを3回接種するという報道が
あったからかもしれませんが、上記の質問を頂戴しました。
チリでは中国のシノバック・バイオテックが開発したワクチンが主に使用されているそうです。
中国製のワクチンは日本で使用されているm-RNAワクチンではなく
不活化ワクチンという以前からある製法を使用しています。
決しておかしな製法を使用しているわけではないと思いますが、
どうやら変異株に対する効果が不十分のため、
さらに免疫力を高めるために3回接種が必要なのではないかと検討されているそうです。
Lancet誌に報告された内容によると、
日本で導入されているm-RNAワクチンはインドで拡がっている
デルタ型変異株(最近、日本でも拡がってきています)に対して
79%の感染抑制効果があると報告されています。
イギリスで流行したアルファ型変異株に対しては92%と非常に高いため、
比較すると少し見劣りしますが十分な効果を保持していると考えられます。
そのため日本においては3回接種を検討する必要は無いと思われます。
ここから先は私見ですが、危険性も考慮する必要があると思います。
ご存知かと思いますが、2回接種した後に倦怠感・発熱・疼痛などの
副反応を訴える方を多く認めました。
私も2回目接種の翌日は微熱と怠さのため仕事を休ませて頂きました。
もし3回目を接種すると副反応はさらに強くなる可能性があります。
ちょっと怖くて受けたくありませんね。
現時点では急ぎ3回目接種をする必要は低く止めるべきだと思います。
今回のm-RNAワクチン2回接種後に免疫力がいつまで継続するか、
改めて接種が必要になる時期はいつなのかはこれからの課題となるでしょう。
ひょっとしたら来年にはまた接種が必要になるかもしれません。
そこは慎重に情報を収集して判断してゆくことになると思います。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
少しでも皆様のお役になれば幸いです。
若松俊秀