💉インフルエンザワクチンについて
こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック 若松です。
いよいよインフルエンザワクチンを考える時期になりました。
ここ数年は新型コロナの流行により人流が減り感染対策がしっかりしていたためインフルエンザがほとんど流行らない年が続きました。
とてもありがたい事でしたが、少し油断してきた感じもします。
皆さんご存知のことですが、実際にインフルエンザに罹るとかなり辛いです。
高熱、悪寒、関節痛、咽頭痛が数日続いてグッタリとします。
正直なところ、新型コロナ(オミクロン型)と比較すればインフルエンザの方が辛いと思います。
インフルエンザには有効な薬剤がありますが、やはり辛いのでできれば感染したくありませんし、感染したとしても酷くならないようにしたいですね。
まず今年のインフルエンザがどうなるかですが、今年はインフルエンザと新型コロナのダブル流行が懸念されています。
インフルエンザは南半球で流行したものが日本に持ち込まれ流行するケースが多いです。
今年はオーストラリアでインフルエンザが流行していること、日本が渡航を従来に戻す方向に動いていることから、海外からインフルエンザが持ち込まれ今年は流行るだろうと予想されています。
さらにここ数年はインフルエンザが流行しなかったため、インフルエンザに対する免疫が低下してしまっている人が増えており、流行しやすく重症化しやすい環境になっていると心配されています。
以上の事から、ワクチン接種が可能な方はやはりインフルエンザワクチンを受けておくことをお勧め致します。
当院では11月〜12月にインフルエンザワクチン接種をお勧めしています。
13歳以上の方は原則1回接種となっています。
また新型コロナワクチンとの間隔は今までは2週間空けるよう指導が行われていましたが、現在は同時接種可能となり、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの間隔は気にしなくて良い事になっています。