こんにちは!長野市にあります、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。
今回も引き続き、当院の睡眠医療へのこだわりについてご説明致します。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、当院には睡眠疾患精査のため入院検査の設備があります。何らかの睡眠疾患を疑う時には一泊して頂き睡眠時のお体の状態を事細かに検査させて頂きます。終夜睡眠ポリグラフィーという検査です。
当院は専門の教育を受けたスタッフが、一晩中患者さんのデータを確認し、正確なデータが取れるように努力しています。正直申し上げて、ここまでこだわって労力をかけている医療機関はそうはありません(そのおかげで日本睡眠学会から認定施設の認可を頂いているのですが)。しかしここまでやることによって、はじめて問題に気付くこともあるため、当院としてはこの検査方法にこだわっています。
また、睡眠時無呼吸症候群と診断されCPAP療法が必要になった際にも、同様に入院して頂き設定を行わせて頂きます。これも一晩かけて調整し説明することによって、患者さんに生じる問題を格段に減らせるからです。
しかしその反面、限られた枠の中で検査を進めているため、検査待ちの時間がだいぶ長くなってしまっています。これは何とかしなければいけない課題ですが、現時点ではどうにもできない問題のため頭を悩ませています。
そのため、誠に申し訳ございませんが、できるだけ早く検査や治療を進めて欲しいとお考えの方はご期待に添えないためご勘弁下さい(当院以外の医療機関への受診をお勧め致します)。
我々にできる医療領域は決して広くはありませんが、自分たちが得意とする領域にはこれからも徹底的にこだわって医療を行って参ります。