こんにちは!長野市にあります、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。
今回は当院の睡眠時無呼吸症候群加療への思いについて記載したいと思います。
当院は睡眠医療も専門に診療しているため、睡眠時無呼吸症候群の加療を多く手がけています。ご存知の方も多いかと思いますが、睡眠時無呼吸症候群の治療ではCPAP療法が切り札となります。CPAP療法とは睡眠中に使用する機械で、これを装着することで睡眠時無呼吸症候群を押さえ込むことができます。
(興味のある方は、当院の診療内容の紹介サイトもご覧下さい)
これを使用することで楽に眠れるようになったと、沢山の患者さんに喜んでいただきました。しかしこの治療は継続してゆかなければいけません(使用しなければ元の状態に戻ってしまうのです)。
そして最近まで必ず毎月受診する事が必要と決められていました。この度、改正により治療が順調に進んでいる方は受診要件が緩和されました。当院は安定して治療を継続されている方は隔月の受診を可能としています。
さらに受診されない月には、ご使用なさっているCPAP機器より遠隔でデータを読み取り解析し患者さんへフィードバックするように致しました。これを実現するために新たなシステムを導入し、スタッフに頑張ってもらっています。
2ヶ月に一度、使用状況を確認し説明させていただくだけでも恐らく問題はないでしょう。
しかしこの治療は睡眠中に行うものであり、患者さんは実際に自分自身がどうなっているか確認のしようがありません。時に不安になる事もあると思います。
そんな時に、治療効果が途中で確認できれば安心していただけるだろうと考えました。受診はされませんのでお目にかかることはできませんが、お一人お一人の状況を確認しコメントを添えてメールか郵送でお伝えしています。
小さな取り組みですが、CPAP療法という長期間継続しなければいけない治療には大事な事だと思います。
当院はこのような患者さんに安心していただける取り組みを大事にしてゆきたいと考えています。