運動って本当に大事なんです!
先日、学会で勉強してきたことについて、また少し報告したいと思います。
前回に引き続いて運動の重要性についてです。
まず体力の重要性について指導がありました。
実は死亡の危険率では太っている痩せているという問題より体力があるかないかで差が出るそうです。
フィットネスをして体重の変化・体力の変化で比較したところ、なんと体重は関係なく体力が増加した人ほど死亡率が低かったそうです。
別の報告では体力の低下している人は中年期ですでに脳体積低下を認めているそうです!
逆に週2回以上運動していると、アルツハイマー病は0.38倍、認知症は0.48倍までリスクが下がるそうです。
さらに有酸素運動は海馬のサイズを優位に増大させるそうです(海馬とは大脳の一部で記憶に重要な役割を果たす場所です。
認知症では海馬の減少が認められます)。
なんだか運動しないことが恐ろしくなるような話ですね。
また筋肉が少ないことによる弊害も教えて頂きました。
筋肉と肝臓は血中の糖質を蓄積する力を持っています。
そのため筋肉量の多い人はそれだけ糖質を筋肉に吸入してくれます。
すなわち血糖値が良好に保たれやすいのです。
逆に筋肉が少ない人は、肝臓だけで血糖を処理しなければいけないため、
血糖値が上昇しやすく、処理しきれなかった糖質は肝臓に溜まって脂肪肝の原因となります。
痩せているのに脂肪肝を指摘されたことがある人は、ひょっとすると運動不足のため筋肉が少なく、
すぐに脂肪肝になってしまう状態なのかもしれません。
今回講義をして下さった先生は、運動不足は喫煙と同じくらい身体に悪いと力説されていました。
さあ運動不足を認識している皆さん、頑張って運動を始めましょう!
何も難しい運動をする必要はありません。
万歩計を付けて8000歩以上を目標に歩けば良いそうです。
通勤、家事、買い物、などなど様々な機会を使って身体を動かしてゆきましょう。
きっと血圧や血液検査の結果も良くなるに違いありません!
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。