ビタミン剤は気をつけて活用しましょう!
ある医師(酒井健司先生)の記事を拝見したところ、
「ビタミン剤「たくさん取れば健康になる」という誤解」という記事がありました。
昨今は健康志向の強まりと共にサプリメント流行りです。
ドラックストアへ行けば沢山のサプリメントがありますし、ネットでもサプリメントを推奨するサイトはたくさんありますね。
サプリメントは健康のために必須という印象すら与えています。
今回の記事では少し古いですが、1994年にニューイングランドジャーナルという権威ある雑誌に載ったレポートが紹介されていました。
肺癌のリスクの高い方を集めて、
ベータカロチンとビタミンEを摂取する群、
ベータカロチンのみ摂取する群、
ビタミンEのみ摂取する群、
プラセボのみの群に分けて試験が行われました。
結果としてはベータカロチンを摂取していた群に肺癌の発症率が上がってしまったそうです。
この原因はまだ解明はされていないそうです。
しかしビタミン剤は全て安全という認識は捨てて頂いた方が良いでしょう
(もちろん必要なケースもあると思います。その際はしっかり知識と経験を持った人と相談し取り入れるべきだと思います)。
またバランスの良い食事が取れないので、足りない分をサプリメントで補うという考えも危険かもしれません。
野菜や果物が体に良いと言うことは間違いない話ですが、
それを加工してしまうと(例えば果汁100%ジュースなど)、
その利点が得られないそうです(摂らないよりは摂った方が良いかもしれませんが・・)。
食物はそのままの形を活かして摂取することで、身体に良い効果を現してくれると言うことですね。
面倒くさい気もしますが、便利になりすぎた現在の食生活を見直すきっかけにして頂ければ幸いです。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。