こんにちは!長野市にあります、わかまつ呼吸器内科クリニックの検査技師の菅谷です。
新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年は酉年。鳥にちなんだ話題でも・・・
冬になると長野県にも沢山の渡り鳥がやってきます。
その中でも諏訪湖にやってくる天然記念物オオワシ その名を「グル」。ご存知でしょうか?
世界に4000羽しかおらず、日本に飛来するのはおよそ2000羽、大半は北海道で越冬します。繁殖地はロシアのオホーツク海沿岸。長野県に毎年決まって飛来するのはなんとグル1羽だけということです。諏訪湖周辺では食物連鎖の頂点に立つオオワシのグルは、翼を広げると長さは約2.4メートルあるとのこと。
このグルは、1999年衰弱し湖面に浮かんでいるところを発見、保護され、日本野鳥の会諏訪支部の林正敏さんが「死なせてはならない」と懸命な介護、飛行訓練など行い放鳥するまでに回復することができました。そしてその翌年には、なんと諏訪湖に戻ってきてくれたのです!その時の林さんの感動はきっとすごいものだったろうと思います。
その後18年連続諏訪湖に戻ってきてくれているということです。
諏訪の方々の間では「グルちゃん」と呼ばれ親しまれているそうですが、なかなかその姿を簡単には見ることはできません。12月に私も会いに行ってみましたが、あの広い諏訪湖でグルに会えるのは宝くじに当たるのと同じくらい難しい!1日フラッと行ったくらいでは会うことはできませんでした。
日本野鳥の会野鳥図鑑より引用した参考写真です
グルには会えませんでしたが美しい水辺の鳥たちに会えました。
カワアイサ(岸部に近づかないため小さな映像ですみません・・)
そのなかでもカワアイサは魚食性で近年諏訪湖にたくさん飛来してくるので、ワカサギへの食害が問題になっていると聞きました。諏訪湖漁協では漁船で追ったりしているようです。ワカサギの漁獲量が減っているのはカワアイサのためばかりではないようですが・・・
この季節には美しい冬鳥観察も楽しいかもしれません。安曇野の犀川にはたくさんの白鳥が飛来しますが今年は鳥インフルエンザ騒ぎで立入る事が出来ず残念です。
きっと静かに日本の冬を楽しんでいることでしょう。そして来年もみんな元気でやってきてください!
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