長野市にあります、わかまつ呼吸器内科クリニック看護師の野中です。
先日、急に寒さが戻り、満開の桜に雪が積もるという光景が見られました。これは「桜隠し」と呼ばれるそうです
まだまだ朝晩冷え込みます。
体調には十分お気を付け下さい。
4月5日からいよいよ御開帳が始まりました!
北陸新幹線の開業、長野駅善光寺口広場の整備により、連日賑わいをみせています。
御開帳とは…
数え年で七年に一度、秘仏である御本尊の御身代わり 「前立本尊」(鎌倉時代・重要文化財)を本堂にお迎えして行うもの。
善光寺の御本尊「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来」は、ひとつの光背の中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩が並ぶ、善光寺独特のお姿をされています。
普段は御宝庫に安置されていますが、御開帳の時だけ、特別にお姿を拝むことが叶います。 中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸にかわり、白い善の綱として、本堂前の回向柱に結ばれます。
回向柱とは、卒塔婆の一種で、御開帳期間中に本堂前に立てられる高さ約10mの柱です。前立本尊の御手と「善の綱」によって結ばれるため、前立本尊に触るのと同じ御利益あるといわれます。
(善光寺御開帳公式サイトから抜粋)
善光寺の御開帳では、二本の回向柱が建立されることをご存知でしょうか?
私は7年前の御開帳時に、偶然知りました。 一本は善光寺本堂前、そしてもう一本が仲見世通り中程、右手に進んだ所にある世尊院釈迦堂前です。
釈迦堂の御本尊は、釈迦涅槃像であり、柱は御本尊と繋がっています。
釈迦涅槃像とは、お釈迦様が亡くなった時の姿を表したもので、北を枕に西(西方極楽浄土)に顔を向けています。全長166cm、重さは約500キロの鋳造製、等身大の鋳造釈迦涅槃像としては日本唯一のもので、国の重要文化財に指定されているそうです。
釈迦は現世の仏様、阿弥陀如来は来世の仏様と言われており、善光寺本堂前の回向柱と釈迦堂前の回向柱の両方に触れることで、現世来世の御利益を頂けるということです。
涅槃像の写真撮影は出来ませんが、参拝は無料ですし、比較的本堂前より空いていました。 善光寺御開帳時に、一緒に世尊院釈迦堂を参拝してはいかがでしょうか。