ここ数年、若い方の心筋梗塞による訃報を耳にします。
心筋梗塞は突然発症し命を奪ってしまう恐ろしい病気です。
日本人の死亡原因の一位は悪性新生物ですが、堂々の二位に心疾患があります。
ちなみに第三位は脳血管疾患です。
かなり身近な病気であり注意しなければいけない病気ですね。
当院は睡眠障害も専門の一つとして診療させて頂いていますが、
その中の睡眠時無呼吸症候群は、心筋梗塞のとても大きな要因の一つとされています。
私達は睡眠時無呼吸症候群の加療を行わせて頂くことにより、
心疾患の予防を行っているといっても良いでしょう。
しかし、心筋梗塞の原因は睡眠時無呼吸症候群だけではありません。
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上記のように、生活習慣に根ざした原因が多数含まれてきます。
これらをいかに減らしてゆくかが、心筋梗塞の危険性を下げる事になります。
心筋梗塞を起こしやすい生活として、とても分かりやすい図がありました。
自分に当てはまるものがあれば、ぜひ改善を心がけて下さい。
また食事の注意点として以下の図が参考になります。
先ほども述べましたが、心筋梗塞は突然襲ってくる恐ろしい病気です。
しかし何もないところに心筋梗塞が起こるわけではなく、長年の動脈硬化の進展の結果として発症するのです。
今まで見て頂いたとおり、多くの部分が生活に根ざしたものであり改善可能なのです。
年末年始でどうしても付き合いや飲み会が多くなる時期ですが、できる注意や対策を行いながら元気に乗り切りましょう!