こんにちは!長野市にありますわかまつ呼吸器内科クリニックの検査技師の菅谷です。
今年の夏は雨が多くあまり山には行けませんでしたが、8月お盆休みに南アルプス仙丈ケ岳(3033m)に行ってきました。
南アルプスの中では割と簡単に登れる山です。一泊でしたが泊り客も少なくゆっくりできました。北アルプスの夏の最盛期の山小屋では一枚のお布団に2~3人で休むなんてことも珍しくありません。
そんな時いびきの大きな方がいらっしゃるときはなかなか大変なものがあります。
そもそもいびきとは?「いびきは睡眠中に起こる異常呼吸音」と定義されています。
入眠とともに上気道を構成する骨格筋の緊張が緩み気道が狭まり、特に仰臥位では軟口蓋や舌根が沈下して上気道に狭窄を生じます。生理的範囲であればいびきは起こりませんが構造的機能的異常がある場合狭窄音が出現します。
いびきを生ずる疾患として鼻閉塞、咽頭狭窄、喉頭狭窄などがあり、またいびきと関連する全身疾患にも注意が必要です。
いびきが気になっている方は是非クリニックにご相談ください!
ところで南アルプスの話に戻りますが、近年シカによる高山植物の食害が問題となっています。
3千メートル近くの高地にシカが高山植物を食べてしまわないよう防護柵が張り巡らされていました。
確かに北アルプスに比べ仙丈ケ岳付近は花の種類も数も少ないような気がしました。
そんな中での貴重なお花たちです。
鹿はこのマルバダケブキだけは食べないということで一面に山の斜面に広がっているのが印象的でした。
ちょっと違和感のある山の様子でしたが、シカたちとうまく共存し、早く昔のような山の様子に復活することを祈っています。