温かくなってきてホッとしますね。
しかし、温かくなってくると始まるのが花粉症です。
今年は温かい冬のためか、花粉症が始まるのが早い印象です。
春の花粉症がある方は、そろそろ対策が必要でしょう。
花粉症治療はおおざっぱに言って、内服薬、点鼻薬、点眼薬になります。
以前は注射をするケースもあったようですが、現在はほとんど行われていません(副作用の問題より)。
どのような薬を使えば良いか悩ましいですね。
医療機関で処方する薬と市販薬があります。
市販薬では第一世代の抗ヒスタミン薬を使用した薬剤が多いと思います。これは即効性があって効果をすぐに実感できますが、半端なく眠くなります(個人差あり)。私は市販薬を飲むととてつもなく眠くなり何もできなくなってしまうので使用できません。
しかし、市販薬の中でもアレグラやアレジオンもあります。
これは第二世代の抗ヒスタミン薬となるので眠気が少なくなっています。しかし即効性はあまり期待できません。一週間ほど気長に呑んでいるとだんだんマイルドに効いてきます(私の印象では、しっかり長期的に使用するほど効果が良くなります)。
どうしても医療機関へ受診できないけどお薬が欲しいという方は、薬局で薬剤師さんと相談しアレグラやアレジオンなど試してみてはいかがでしょうか。
医療機関ではさらに多種な投薬を使用することができます。第二世代の抗ヒスタミン薬やそのほかの系列の薬剤も多種あるので、患者さんに合わせて使用することができます。
局所療法としての目薬、点鼻薬も有効です。
市販薬でも効果が十分期待できますが、やはりある程度しっかり継続頂く必要があります。花粉症の薬はしっかり毎日使用するのが秘訣ですね。それでも症状がきついときは医療機関にご相談頂いた方が良いでしょう。
現在は花粉症の予防もできるようになってきました。
最近報道でも紹介されている舌下免疫療法は予防的な治療になります。効果も期待されており治療を希望なさる方も多くいらっしゃいます。
詳細は当院ホームページ特設サイトをご覧下さい。
最後に、花粉症は予防も大切です。マスク、メガネは花粉症用のものは効果が高いですね。外で活動される方はぜひ準備して下さい。
以上簡単ですが治療薬についてまとめてみました。ご参考になれば幸いです。
皆様、花粉症の季節を一緒に何とか乗り切りましょう!
2016.2月
【院長 若松】