今回はナルコレプシーについてお話をしていきたいと思います。
ナルコレプシーとは「ナルコ=居眠り」「レプシー=発作」と言う意味で、「居眠り病」と言われています。
15才くらいに発症することが多く、大人になって発症することもあります。日本人は600人に1人は発症していると言われています。
ナルコレプシーの症状としてこのような症状があります。
1.睡眠発作
夜、睡眠をしっかりとっているのに日中に眠くなり、眠ってはいけない場面で居眠りをしてしまうなど常に眠気が出てしまいます。寝て起きるとすっきりしますが、時間がたつとまた眠くなるのも特徴です。
2.情動脱力発作
笑ったり、怒ったりと感情が大きく動くと体の力が抜けてしまう症状です。個人差があり、症状が軽い場合は少し力が抜ける感じで症状が治まる人や症状が重い場合は全身の力が抜けてその場で崩れ落ちてしまう人もいます。
ナルコレプシーの人でも情動脱力発作の症状ない方もいらっしゃいます。
3.睡眠麻痺
寝入りばなに体が動かなくなる、しゃべれなくなるなど金縛りの症状がみられます。
4.入眠幻覚
睡眠麻痺と同じく寝入りばなにみられることが多く、誰かに追われる夢をみるなど怖い夢をみる症状がみられます。
ナルコレプシーはまだ一般的にはあまり知られていない病気です。仕事中や授業中に居眠りをしてしまい、周囲からたるんでいると誤解されてしまうこともあるそうです。周囲の方の理解も必要です。
当院でも検査や治療を行っています。ご心配な方はご相談ください。
【検査技師 星野】